【自社事例】クリエイティブカンパニーが本気で挑んだコーポレートサイトリニューアル。制作の裏側を紹介|ブランド価値を再構築した情報設計とWebデザイン
目次
- 1. リニューアル前の課題:結局、何が強みなのかが伝わりにくい問題
- 2. 「単なる制作会社」から「事業に伴走するクリエイティブパートナー」へ
- 3. ブランドメッセージを軸にした情報設計とUI/UXの構築
- 4. ユーザーの課題から逆算したサービス体系化と課題解決型UI
- 制作実績を「成果」と「ストーリー」が伝わるコンテンツへ
- 6. 継続的な集客を可能にするオウンドメディアとCMS運用設計
- 7. 「伝わる」を最優先にしたWebデザインのこだわり
- 8. コーポレートサイト制作の全工程:ジムが実践した事例から紐解く制作フロー
- 9. 担当メンバーが語る!プロジェクトを振り返って
- 10. 失敗しないクリエイティブパートナーの選び方:自社事例から言える4つの基準
- 11. ブランド価値を高めるWebサイトづくりをご提案します
こんにちは!株式会社ジムのクリエイティブチームです。
このたび、私たち株式会社ジムは自社のコーポレートサイトを全面リニューアルしました!
ジムは、Webサイト構築だけでなく、ブランドアイデンティティ(CI/VI)の策定、グラフィックデザイン、展示会やプロモーション用の映像制作、オウンドメディア構築・運用まで、幅広く企業のコミュニケーションを支援する総合クリエイティブカンパニー(クリエイティブパートナー)です。
今回のリニューアルでは、私たちの核となる思想「資産になるクリエイティブを提供する」というブランドコンセプトを軸に、多様なクリエイティブ領域や提供サービス、制作実績をよりわかりやすく届ける情報設計へと刷新しました。
単に「見た目をスタイリッシュにする」「トレンドのグラフィックや映像表現を取り入れる」といった表面的なWeb制作にとどまらず、WebデザインとUI/UXを根本から見直し、ジムというクリエイティブパートナーとしてのブランド価値や事業内容が、訪問者に自然と伝わるWebサイトを目指しています。
「Web制作会社やデザインプロダクションが乱立する中で、自分たちの多様な強みをどう表現すべきか?」
「グラフィックや映像、Webといった多角的な施策をどうひとつのストーリーとして魅せるか?」
本記事では、このリニューアルプロジェクトに直接携わったディレクター、デザイナー、エンジニアのリアルな声を交えながら、リニューアルの背景や抱えていた課題、デザインのこだわり、そして制作会社としての運用ノウハウについて、自社事例記事としてじっくりご紹介します!
1. リニューアル前の課題:結局、何が強みなのかが伝わりにくい問題
これまでのコーポレートサイトでも、手掛けた制作実績やサービス概要は順次掲載していました。しかし、社内やクライアントからのフィードバックを集める中で、ジムが持つ多様なクリエイティブ領域(グラフィック・映像・ブランディング)や手厚い支援体制、そして企業としての根幹にある「強み」が十分に伝わりきっていないという大きな課題が浮かび上がってきたのです。
特に「単なるWeb制作会社」だと誤解されてしまったり、逆に「結局何が得意なクリエイティブプロダクションなのかが分からない」という声は、私たちにとって大きなボトルネックでした。プロジェクト初期の分析において明確になった課題は、主に以下の4つでした。
多角的な領域ゆえの強みの不透明さ
ジムはWeb制作だけでなく、ポスターやパンフレットなどのグラフィックデザイン、ブランディング用映像制作、プロモーション動画、イベント装飾まで、多角的な表現手段を持っています。
しかし、旧サイトでは情報が整理しきれておらず、その多様さが裏目に出て「Web制作会社なのか、映像プロダクションなのか、グラフィックデザイン事務所なのか」フォーカスが定まらず、強みが直感的に理解できない状態になっていました。
サービスや実績への導線(UI/UX)の弱さ
旧サイトには検討度の高い見込み顧客(リード)が訪問した際、自分たちの抱える課題に合ったサービスページや、類似業界の制作事例へスムーズにアクセスできるナビゲーションが機能していませんでした。結果として、Webサイト内での回遊率やコンバージョン(問い合わせ)率が伸び悩む要因となっていました。
制作実績が「見た目だけ」のギャラリーになっていた
従来の制作実績ページは、完成したWebサイトのスクリーンショットやグラフィックの完成図、映像のサムネイルを並べただけの「ギャラリー形式」にとどまっていました。
しかし、お客様が一般的なWeb制作会社やデザイン事務所から信頼できるパートナーを選ぶ際に知りたいのは、「どんな見た目を作ったか」だけではありません。「どのような課題に対して、どのような思考プロセスで提案を行い、結果としてどのような成果(ROI)が出たのか」という裏側のストーリーこそが求められていたのです。
プロセスの見えない実績ページは、自社の表現力や提案力を証明しきれず、他のWeb制作会社との相見積もりや価格競争に巻き込まれるリスクを孕んでいました。
2. 「単なる制作会社」から「事業に伴走するクリエイティブパートナー」へ
自社サイトのリニューアルを推進するにあたり、私たちは自分たちの立ち位置(ポジショニング)を根本から見つめ直しました。
お客様から「指示されたWeb制作やグラフィック作成だけをこなす下請けの制作会社」として見られるのではなく、お客様の事業課題に寄り添い、ブランディングからWeb制作、映像制作、マーケティング支援までを一貫して引き受ける「伴走するクリエイティブパートナー」としての姿勢を打ち出すことです。
このビジョンを実現するため、サイト全体のリブランディングと構造改革を推し進める「5つの改革軸」を設定しました。
【ジムのリニューアル5大改革軸】
- ブランドコンセプトの整理・言語化(「つたえる つなげる つづける」)
- 提供サービスの体系化とユーザーの課題解決型へのアプローチ
- 成果とプロセスを可視化する「制作実績(事例)」のコンテンツ化
- 自然流入を促進するオウンドメディア機能の強化
- 問い合わせ率を高めるUI/UX・CTAデザインへの刷新
「どんな会社なのか」「どのような価値を提供できるのか」「どんな課題を解決できるパートナーなのか」が、トップページを開いて数秒で理解できるサイトを目指し、プロジェクトを本格始動させました。
3. ブランドメッセージを軸にした情報設計とUI/UXの構築
コーポレートサイト制作において、最も重要な骨組みとなるのが「情報設計(IA:Information Architecture)」です。訪問者が必要な情報にスムーズにたどり着き、ブランドのファンになってもらうための設計思想を解説します。
ファーストビューで企業の思想を直感的に伝える
サイトにアクセスした瞬間、最初に目に入るファーストビューは、Webサイト全体の印象を左右する最重要エリアです。
今回のリニューアルでは、ファーストビューの中心に私たちの核となる言葉「つたえる つなげる つづける」というブランドメッセージを大きく配置しました。
ビジュアルの美しさだけに頼るのではなく、わかりやすいコピーと洗練されたレイアウトを組み合わせることで、作って終わりの制作会社ではなく、長期にわたりクライアントに伴走するというジムの姿勢をストレートに伝えるデザインを採用しています。

ユーザー心理に寄り添うストーリー構成(情報フロー)
トップページを訪れたユーザーが、迷うことなくジムに対する理解と信頼を深められるよう、情報の配置順(情報フロー)をユーザーの思考プロセスに合わせて徹底的に設計し直しました。
[1. コンセプト] 私たちの思想・大切にしている姿勢を提示
↓
[2. ソリューション] お客様のどのようなお悩みを解決できるか明確化
↓
[3. サービス] 課題解決のための具体的な施策(Web制作・グラフィック・映像等)を展開
↓
[4. 制作実績事例] 過去の具体的な成功事例・成果を提示し、信頼性を証明
↓
[5. オウンドメディア] ノウハウや専門知識を記事コンテンツで還元
↓
[6. お問い合わせ] 検討度が高まったタイミングで迷わずアクションできるCTAへ
コンセプト → ソリューション → サービス → 制作実績事例 へと自然につながる導線を設計したことで、初めてサイトを訪れた方でも、ジムが提供できる価値や「自社の課題をどう解決してくれるパートナーなのか」が自然とイメージできる構成にしています。

4. ユーザーの課題から逆算したサービス体系化と課題解決型UI
Web制作会社やデザインプロダクションとして手掛けるサービス領域が増えるほど、サイト構造は複雑になり、ユーザーは「自分に必要なサービスがどれなのか」を判別しにくくなります。
従来のサイトではWeb制作やグラフィック、映像といった「手法別」に分散していましたが、リニューアルにあたりユーザーの「解決したい課題(ソリューション)」ごとに再整理を行いました。
目的別のソリューション体系化
- コーポレートサイト制作:企業ブランドの確立とWeb上の営業拠点を構築
- オウンドメディア構築:継続的なSEO/LLMO集客とリード獲得の仕組み化
- リクルーティングサイト・採用ブランディング:映像とWebを組み合わせ、求職者に自社の魅力を伝達
- クロスメディア展開:Web制作と紙媒体・プロモーション映像等を連動させた立体的なPR
- リブランディング支援:CI/VI策定からWeb制作・各種販促ツールへの展開までを一貫サポート
| ソリューション分類 | ユーザーの抱える潜在的・顕在的課題 | 提供する具体的な価値 |
| コーポレートサイト制作 | 自社の強みが伝わらない、信頼感を高めたい、Webからの営業リードを増やしたい | ブランド価値を定義し、営業・広報の拠点となるWebサイトを構築 |
| オウンドメディア構築 | 広告費が高騰している、SEO/LLMOで継続的に集客したい、専門性をアピールしたい | 検索エンジンから見込み顧客を引き寄せるメディア基盤の構築 |
| リクルーティングサイト | エントリーがすくない、 ミスマッチが多い、求職者に自社の魅力を伝えきれていない | 映像コンテンツやSNSとWeb制作を掛け合わせ、応募数と質を向上 |
| クロスメディア展開 | Webだけでなく紙媒体や動画と連動させて立体的なPRを行いたい | Web・パンフレット・映像・展示会ブースなどの一貫したデザイン統一 |
| リブランディング支援 | 創業からの事業内容が変化した、企業のイメージを一新したい | CI/VI(ロゴ・ステートメント)の策定からWeb制作・各種ツールへの展開 |

カード型レイアウトによる高い視認性(UIデザイン)
サービス一覧ページには、直感的に内容を把握できるカード型レイアウトを採用しました。
各カードには、視認性の高いオリジナルアイコン、簡潔なキャッチコピー、解決できる課題の要約を掲載。ユーザーはスクロールしながら直感的に自分の悩みに合ったサービスを見つけ出すことができます。
この「課題解決型」の情報設計により、単なる会社紹介サイトにとどまらず、ジムのスタッフが商談時にお客様へ提案資料として画面を見せながら話せる「デジタル営業ツール」としても活躍するサイトに仕上がっています。

制作実績を「成果」と「ストーリー」が伝わるコンテンツへ
信頼できるパートナーを選ぶお客様にとって、最も重要視されるコンテンツが「制作実績事例」です。これまでの 一般的なWeb制作会社にありがちなギャラリー的な見せ方を脱却し、課題解決のプロセスが明確に伝わるコンテンツへと刷新しました。
思考プロセスと成果を見せるフォーマット
新しい事例ページでは、1つの事例に対して以下の要素を丁寧に整理して掲載するフォーマットを構築しました。
- 課題(Issue):クライアントが抱えていたビジネス上の悩みやボトルネック
- 提案内容(Proposal):課題を克服するためにジムが提示したブランディング、Web制作、映像表現の戦略
- 制作範囲(Scope):要件定義、UI/UXデザイン、コーディング、グラフィック制作、映像撮影、ライティングなど
- プロジェクトの成果(Outcome):リニューアル後に得られた変化や定性・定量成果
「どんな思考プロセスでプロジェクトを進め、どう成果に繋げたのか」を可視化することで、Web制作だけにとどまらないジムの総合的な提案力や表現力をお客様に理解ていただける形にしました。
検索・タグ機能による使いやすさの追求
実績数が増えた際にもユーザーが目的の事例へ素早くたどり着けるよう、「業界(IT、製造、不動産など)」「目的(コーポレートサイト、映像プロモーションなど)」「課題」によるフィルター検索機能を実装。UI/UXの両面からストレスのない閲覧環境を整備しています。

6. 継続的な集客を可能にするオウンドメディアとCMS運用設計
「公開してからがスタート」であるWebサイトにおいて、継続的な情報発信とアクセス獲得のための仕組みづくりは欠かせません。
ドメインパワーを高めるインサイト型オウンドメディア
サイト内にはオウンドメディア機能を設置しています。
外部のブログサービス等に逃がすのではなく、コーポレートサイトのドメイン配下にオウンドメディアを統合することで、発信したクリエイティブ系の記事やノウハウコラムの評価が直接サイト全体のドメインパワー向上に貢献します。
これにより「Web制作」「コーポレートサイト制作」「ブランディング 事例」といった主要キーワードでの上位表示を狙い、検索流入の拡大、ブランド認知向上、問い合わせ獲得へと繋がるコンテンツマーケティングの基盤を確立しました。
現場がストレスなく更新できるCMS設計
コラムや事例、お知らせなどのコンテンツは、専門的なプログラミング知識がないメンバーでも簡単に投稿・編集できるよう、WordPressを中心としたCMSのカスタム設計を行いました。
入力フィールドの最適化やプレビュー機能の充実により、日々の更新作業の負荷を大幅に軽減。定期的なアップデートができる運用体制を自社で維持し、安全かつタイムリーな情報発信を継続できる環境を整えています。
7. 「伝わる」を最優先にしたWebデザインのこだわり
デザイン面で私たちが最も大切にしたのは、過度なグラフィックや装飾で飾ることではなく「情報を正しく、心地よく伝えること」です。ジムのデザイナーが細部までこだわり抜いたデザインルールをご紹介します。
余白(ホワイトスペース)を活用した情報整理
情報を画面いっぱいに詰め込みすぎると、訪問者はどこに目を向ければよいか分からず、離脱の原因になります。
全体をシンプルで洗練されたトーンに統一し、要素の周りに適度な「余白(ホワイトスペース)」を十分に確保。視線の移動をスムーズにし、一つひとつのメッセージや画像、映像コンテンツがストレスなく自然と頭に入ってくるレイアウトを追求しました。
一貫性を持たせるデザインシステム
タイポグラフィ(文字サイズ、行間、フォント)のルールや余白の基準、アクセントカラーの使用法を厳格にルール化してサイト全体に適用しました。
- ベースカラー:清潔感と読みやすさを担保するホワイト・ライトグレー
- メインカラー:ジムのブランドイメージを形成するシックなトーン
- アクセントカラー:問い合わせボタン(CTA)や強調したい箇所に使用
これにより、どのページを移動しても一貫した「ジムらしさ」を感じていただけるWebデザインを実現しています。
上質なブランドイメージを生むマイクロインタラクション
ボタンにマウスを重ねた時のホバーアニメーションや、画面をスクロールした際に要素がフワッと現れる演出など、インタラクションは最小限かつ滑らかに抑えました。
派手すぎる演出や重い動的効果は閲覧の妨げになりますが、細部まで計算されたマイクロインタラクションは、サイト全体の質感を高め、洗練された印象を与えます。
レスポンシブWebデザインとパフォーマンスの最適化
PC、タブレット、スマートフォンなど、あらゆるデバイスで快適に閲覧できるよう完全レスポンシブWebデザインを実施。
さらに、画像ファイルの軽量化(WebP形式の採用)やソースコードの最適化により、表示速度(パフォーマンス)を極限まで高めています。速くて快適な閲覧体験は、SEO評価にとってもUI/UXにとっても極めて重要です。
8. コーポレートサイト制作の全工程:ジムが実践した事例から紐解く制作フロー
実際に私たちが自社サイトのリニューアルを進めた際の具体的なロードマップです。社内プロジェクトとしてどのようなプロセスでWeb制作やブランディングを進めていったのか、その全工程をご紹介します。
【リニューアルプロジェクトのロードマップ】
[Phase 1] 課題抽出・要件定義・ブランド整理(1.5ヶ月)
↓
[Phase 2] 情報設計・ワイヤーフレーム作成(1ヶ月)
↓
[Phase 3] UI/UXデザイン・ガイドライン策定(1.5ヶ月)
↓
[Phase 4] フロント・バックエンド実装・CMS構築(1.5ヶ月)
↓
[Phase 5] テスト・検証・公開(0.5ヶ月)
↓
[Phase 6] 分析・改善・継続運用(リリース後)
Phase 1:課題抽出・要件定義・ブランド整理
まず行ったのは、全社的なワークショップとヒアリングです。「ジムの強みとは何か」「どのようなお客様に貢献したいのか」「他のWeb制作会社やデザインプロダクションとの違いは何か」をディスカッションし、「つたえる つなげる つづける」というブランドコンセプトを言語化しました。
Phase 2:情報設計・ワイヤーフレーム作成
整理したブランドメッセージを基に、サイト全体の構造(サイトマップ)を定義。各ページの要素配置を示す設計図(ワイヤーフレーム)を作成しました。この段階ではビジュアル(装飾)は一切付けず、「ユーザーが迷わず情報にたどり着けるか」「Webと映像、グラフィックが連動したストーリーになっているか」を徹底検証しました。
Phase 3:UI/UXデザイン・ガイドライン策定
ワイヤーフレームに命を吹き込むデザイン工程です。トーン&マナーの設定、カラーパレットの策定、フォントの選定を行い、ブランドイメージを視覚化していきました。PC版とスマホ版の双方でレイアウトの調整を行なっています。
Phase 4:実装・CMS構築
デザインデータを元に、Web上で動くコード(HTML/CSS/JavaScript)へと変換。さらに、事例やコラムを現場でスムーズに投稿・管理できるよう、WordPressのカスタム投稿タイプやフィールドを実装しました。
Phase 5:テスト・検証・本番公開
各種デバイス(iPhone、Android、iPad、Mac、Windows等)での表示崩れチェック、問い合わせフォームの送信テスト、表示速度の計測、SEO用メタタグの確認を行い、無事に本番公開を迎えました。
Phase 6:分析・改善・継続運用
サイト公開後は、Google Analyticsやヒートマップツールを活用してユーザーの挙動を計測。離脱率の高いページの改修や、オウンドメディアでの定期的な記事更新を継続し、サイトを常に成長させています。
9. 担当メンバーが語る!プロジェクトを振り返って
今回の事例プロジェクトを中心となって推進したメンバーたちに、制作過程でのこだわりや苦労した点についてインタビューしました!
ディレクション担当:「Web制作専門会社だと誤解されがちな強みを正しく整理する」
―― 今回の自社事例プロジェクトで、一番苦労したポイントは何ですか?
ディレクター:
「他社のWeb制作やブランディングのディレクションには慣れているのですが、いざ『自社サイト』となると、グラフィックや映像、Webなど手掛ける領域が広い分、アピールしたいことが多すぎてまとめるのが本当に大変でした(笑)。
以前はお問い合わせの際に『Web制作専門の会社ですか?』と聞かれたり、逆に『映像やパンフレットも頼めるんですね』と驚かれることが多く、歯がゆい思いをしていました。だからこそ、今回のリニューアルでは、まず『私たちがお客様に提供したい本当の価値とは何か』を社内で徹底的に議論することから始めたんです。
『つたえる つなげる つづける』という言葉に行き着いた時、すべてのパズルが嵌まりました。サービスを手法別ではなく『お客様の課題解決型』に再整理する作業は骨が折れましたが、自分たちの強みがクリアに言語化され、今では自信を持ってお客様にご案内できるサイトになったと自負しています。」
デザイナー:「『飾る』のではなく『伝える』ためのデザイン」
―― Webデザインやビジュアルの面で、特にこだわった部分を教えてください。
デザイナー:「クリエイティブカンパニーとしての表現力をアピールしようとすると、つい派手なグラフィックや複雑な映像、重たいアニメーションを入れたくなってしまうんです。ですが、今回のテーマは『企業の価値を正しく伝えること』でした。
だからこそ、あえて『引き算のデザイン』に徹底的にこだわりました。余白(ホワイトスペース)をたっぷりと確保して文章の読みやすさを高めたり、タイポグラフィの比率をミリ単位で調整したりと、『装飾』ではなく『情報が自然と頭に入ってくるレイアウト』を目指しました。
また、Web制作だけでなくグラフィックや映像の事例写真も美しく魅せられるよう、カード型レイアウトのサイズ感や、スマホで見た時の操作感(UX)にもかなり気を配っています。地味に見えるかもしれませんが、そうした細部の積み重ねこそが、上質なブランドイメージを生み出すのだと再確認できたプロジェクトでした。」
エンジニア:「美しさとパフォーマンス、そして運用のしやすさを両立」
―― 実装やシステム面で工夫した点はどこですか?
エンジニア:「デザイナーがこだわり抜いた繊細なWebデザインや映像コンテンツを、いかに軽量かつ高速に表現するかという点に全力を注ぎました。どれだけ美しいサイトでも、表示が重ければユーザーは離脱してしまいますから。画像のWebP化や動画ファイルの読み込み最適化を行い、表示スピードを極限まで高めています。
また、もう一つの大きなテーマが『公開後の更新のしやすさ』でした。制作実績やノウハウ記事をどんどん発信していく必要があります。そのため、管理画面の入力項目を極力シンプルにし、専門知識がないメンバーでも迷わず投稿できるCMS構成を作り上げました。自分たちの『家』を作るような感覚で、非常にやりがいのある開発でしたね。」
10. 失敗しないクリエイティブパートナーの選び方:自社事例から言える4つの基準
多くの企業がコーポレートサイトの制作やリニューアルを外部に依頼する際、「どの会社を選べばいいのか分からない」という悩みを抱えています。
自社サイトのリニューアル事例を完了させた当事者として、そしてプロのクリエイティブパートナーとして、信頼できる会社を選ぶための4つの基準をご紹介します。
「Web制作だけ」にとらわれず「事業課題全般」を質問してくれるか
優れたパートナーは、お客様からの「Web制作をお願いしたい」という要望をそのまま受け入れるだけではありません。「なぜリニューアルしたいのか」「事業上のゴールは何か」「Webだけでなくグラフィックや動画など、最適な表現手段は他にあるか」を深掘りし、根底にある課題を指摘してくれます。
デザインだけでなく「情報設計・マーケティング」の知見があるか
見た目がきれいなサイトを作るだけのWeb制作会社は数多く存在します。しかし、成果を出すためには「SEO/LLMO対策」「UI/UXデザイン」「問い合わせ導線の最適化」といった情報設計とマーケティングのノウハウが不可欠です。デザインの『根拠』を論理的に説明できる会社を選びましょう。
制作実績で「思考プロセスや成果」を公開しているか
パートナー候補のウェブサイトにある事例ページを確認してください。成果物の画像だけが並んでいるWeb制作会社やデザイン事務所よりも、「どんな課題に対して、どう提案し、どんな成果が出たのか」というプロセスやストーリーを公開している会社の方が、提案力や再現性が高いと言えます。
公開後の「運用サポート・改善提案」の体制があるか
Webサイトは公開して終わりではありません。アクセス解析を行い、改善を繰り返していく必要があります。依頼先を選ぶ際は、作って終わりにせず、公開後の保守運用やコンサルティング、コンテンツ制作まで伴走してくれる体制があるかを必ず確認しましょう。
11. ブランド価値を高めるWebサイトづくりをご提案します
今回の自社事例プロジェクトを通して、私たちは「企業の本当の魅力は、美しいデザインだけでは伝わらない」ということを改めて実感しました。
ブランドコンセプトを整理し、情報設計・コピーライティング・Webデザイン・グラフィック・映像・CMS運用を一貫して設計して初めて、成果につながる「伝わるWebサイト」が完成します。
株式会社ジムでは、自社のリニューアル事例で培った実践的なノウハウを活かし、コーポレートサイト制作をはじめ、LP制作、採用ブランディング、オウンドメディア構築、グラフィックや映像制作まで幅広く対応しています。
「自社の強みが伝わるサイトに変えたい」
「Web制作だけでなく、映像やグラフィックも含めてブランドを一新したい」
「実績事例が豊富な信頼できるクリエイティブパートナーを探している」
このようにお悩みの方は、ぜひお気軽に株式会社ジムまでご相談ください。貴社の強みを最大化し、成果につながるWebデザインとブランド戦略をご提案いたします!