コラム

2022.05.06

Zoomウェビナー後にアンケートを実施するときのコツを紹介

現在Zoomウェビナーを開催されている皆さま、終了後に参加者からアンケートを取っていらっしゃいますか?これから開催するにあたって、アンケートを取るべきかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

いつでもどこでも開催できる点は、Zoomウェビナーの大きなメリットですが、参加者からの反応がわかりづらいというデメリットもあります。運営側と参加者側でウェビナーや商品・サービスへの評価に差異が出ないように、終了後にはぜひアンケート調査を実施しましょう。

また、アンケートを取って終わりにするのではなく、その結果をもとに自社の方針の見直し・改善をはかると、よりウェビナーの意義が深まります。今回はZoomウェビナーにおけるアンケート調査のメリットと手順、また注意点までを紹介します。

Zoomウェビナー後に実施するアンケート機能の使い方

かつてZoomウェビナー後にアンケートを取る際には、Googleフォームなどの外部ツールを用いる必要がありました。しかし、2020年にアップデートされてからは、Zoom内でアンケート項目を設定できるようになりました。Zoomのアンケート機能や作成方法について見ていきましょう。

アンケートフォームの作成方法は2種類

Zoomウェビナーのアンケートの方法は、主に

・Zoom機能でアンケートフォームを新規作成する
・サードパーティーのアンケート機能を利用する

のふたつです。

前者の場合、ウェビナースケジュールの「投票/アンケート」から、「新規アンケートを作成」をクリックすると、設定画面が開きます。

後者では、あらかじめGoogleフォームなどで作成しておいたアンケートフォームを使用可能です。この場合は「投票/アンケート」から「サードパーティのアンケートを利用します」をクリックし、アンケートフォームのURLを入力しましょう。

回答項目は全部で4つ

Zoomのアンケート機能を使用する際、回答項目は主に

・ラジオボタン
・チェックボックス
・段階評価
・記述項目

の4つです。ラジオボタンとはひとつの項目しか選べない設定のボタンのことで、例えば性別や居住地を尋ねる際に役立ちます。チェックボックスは選択肢の中から複数選べるもので、「ウェビナーに参加した理由」「興味のあるジャンル」などを尋ねる時によく使われます。

ウェビナーの評価を尋ねるときには、段階評価を設定すると大変便利です。Zoomのアンケート機能では「1~5」「1~10」など、段階数を自由に設定できます。新しく加わった記述項目では、ウェビナーの感想や課題などをテキストで自由に書き込んでもらうことができます。記述項目を設けることで、よりリアルな参加者の感想を確認できるのです。

アンケートのタイミングは選択可能

Zoomのアンケート機能では、アンケートフォームの配信タイミングを自由に設定できます。このタイミングについては、

・ウェビナー終了時にブラウザで表示
・フォローアップメールのリンクを表示

のいずれかから選べます。前者を選ぶと参加者も後回しにすることなく、すぐに回答してもらえる可能性大です。

Zoomウェビナーでアンケート調査をする4つのメリット

Zoomウェビナーでアンケートを取ると、ウェビナーの質の改善だけではなく、ユーザーとのコミュニケーションも取りやすくなり、商品・サービスの商談や資料請求など、次の導線につなげやすくなります。ここでは具体的な4つのメリットを紹介します。

1.参加者の集中力を保てる

いつでも参加しやすいところはウェビナーのメリットですが、リアルなセミナーと比較すると退室が容易で、集中力を持続させづらい点が指摘されています。

特に司会者が一方的に話すだけのウェビナーは、参加者の集中力も途切れがちです。そこで利用したいのがアンケート機能です。ウェビナー中に参加者へ質問を投げかけ、その結果を発表するという、参加者体験型の構成にすることで、参加者はウェビナーを自分ごととして捉えられるようになります。

2.運営側にウェビナーのフィードバックをできる

アンケートフォームに「司会者の話し方」や「資料の内容」「不満点」など、ウェビナーに関する評価項目を設定し、回答してもらうと、運営側の課題を認識することができます。

ウェビナーの継続を計画している場合、第三者からの評価を受けることで今後の制作に活かしていくことができるでしょう。

3.自社サイトのコンテンツに応用できる

自社商品やサービスに対する意見を記入してもらうと、改善のヒントが見つかります。良い評価は口コミとして、自社サイトのコンテンツに掲載する手もあります。

また、参加者のニーズや関心を持っているテーマを知ることで、オウンドメディアやメルマガも制作しやすくなるはずです。アンケート回答は自社にとって有益なデータとなりますので、存分に活用しましょう。

4.参加者とのコミュニケーションが活性化される

運営側の一方通行になりがちなウェビナーですが、アンケート機能を用いることによって、参加者の反応がダイレクトにわかるようになり、運営側も次のアクションが取りやすくなります。

参加者からの質問に返信をしたり、要望があった資料やサンプルを送ってあげたりすることで、コミュニケーションが自然と生まれるはずです。これによって参加者は運営側に親近感を覚え、商品やサービスに関心を寄せてくれるかもしれません。

Zoomウェビナー後のアンケートに取り入れたい質問項目

Zoomウェビナーのアンケート機能では、質問項目を自由に設定できます。「あの質問も入れておけばよかった」と後悔がないように、最低限入れておくべき項目をまとめてみました。

参加者の個人情報

データを集計する際、回答者のプロフィールが明確であればあるほど、マーケティングの精度を向上させられます。
少なくとも
・会社名
・氏名
・電話番号
・メールアドレス
は記入してもらうようにしましょう。他にも性別や年齢、会社名(業種)を聞いておけばマーケティングに役立ちます。またサンプルや資料を郵送することになる場合、参加者の住所を記入をお忘れなく。

参加の動機と目的

ほとんどの参加者は、何らかの動機と目的をもってウェビナーに参加しているものです。この動機と目的を理解することで、次回のプレゼン内容を決めやすくなったり、参加者のニーズにマッチした商品・サービスを提供できたりするようになるかもしれません。

ウェビナーの満足度

ウェビナー内で取り上げた商品やサービスに対する評価だけではなく、司会者の話し方や資料の内容など、ウェビナーに対する評価も質問項目に入れましょう。自由記述形式にするとリアルな声を受け取ることができ、今後の課題がより具体的にわかります。

ただし、記述形式のみのアンケートは、参加者が煩わしさを感じて記入しないおそれがあります。回答率を上げるためにも、必須項目として段階評価やラジオボックスを取り入れましょう。

商品やサービスへの評価

ウェビナーで商品やサービスを説明した場合、それらに対する率直な意見を求めましょう。評価をもとに改善点を見つけられる可能性があります。高評価をつけてくれた参加者に対してサンプルを郵送すると、好印象を持たれるかもしれません。

自社に対する要望

商品・サービスに対することでも、ウェビナーに関することでも、自社に対しての意見や要望を自由に記入できる項目を設けましょう。「具体的な見積もりが欲しい」「まずはサンプルを試してみたい」など、購買に積極的な参加者がいた場合、個別にアポイントを取ることで商談につなげやすくなります。

アンケートの質問を作成するときの注意点

ちょっとした言い回しの違いで、アンケートに対する回答は変わってきます。参加者のニーズをより明確にするために意識したい、質問の作成ポイントは以下の3つです。

アンケートの目的に合わせて項目を考える

なぜウェビナーでアンケートを取るのでしょうか。大きく分けるとウェビナーの改善と商談につなげるための2つの目的があります。

質問はアンケートの目的に合わせて決め、関係がないものはカットしましょう。すべて入れると回答に時間がかかり、参加者の離脱を招いてしまうかもしれません。

誘導尋問にならないようにする

参加者の回答を特定の内容へと誘導する、いわゆる誘導尋問は質問項目に入れないようにしましょう。誘導尋問は回答の傾向が偏ってしまうことになり、調査結果の信頼性を下げることにつながります。アンケート結果を分析するにしても、聞き方にバイアスがかかっている回答には信頼性がありません。

誘導尋問であることを悟られると、参加者からは反感を持たれる傾向があるため、質問の方法には要注意です。

プライバシーポリシーを掲示する

アンケートを開始する際には、回答者に対して個人情報の利用目的・範囲を明記してください。プライバシーポリシーの下に「同意する」のチェック欄を設けておくと、参加者の同意を確認できます。

プライバシーポリシーの内容と利用方法・目的が異なると、トラブルにつながりかねません。ネット上のひな型はそのまま転用せずに、自社の個人情報の取り扱い方法に沿ったものを作成するようにしてください。

アンケートの回答率を上げるための3つのポイント

せっかくアンケートを用意しても、参加者に回答してもらえなければ意味がありません。ここでは回答率を上げるために押さえておきたいポイントを3つ説明します。

1.参加者の回答の負担を軽くする

すべて自由記述形式にすると、参加者は文章を考えることに煩わしさを感じます。なるべく回答の負担を軽減できるように、ラジオボタンやチェック項目を多めに設けましょう。

質問数は本当に必要なものだけにしぼって、多くても10程度に抑えることをおすすめします。

2.途中退室者にも回答を呼びかける

ウェビナー中には途中退席する方もいらっしゃいます。そのような参加者も回答できるように、アンケートを設定しておきましょう。途中退室時にアンケート回答のお願いをするだけでも、回答率は上がるはずです。

3.インセンティブを用意する

アンケート回答者に対してサンプルやプレゼン資料、ウェビナーを録画した動画などのインセンティブを設けると、回答率の向上を期待できます。ただし、インセンティブの内容はあくまで無料トライアルや資料類に留めておき、ギフトカードのようなプレゼントを送ることはやめましょう。

インセンティブの送付については、アンケート送信後のサンキューページやサンキューメールにダウンロードURLを貼り付けるなど、あらかじめ自動化しておくことで発送の手間が省け、運営側の負担が重くなることはありません。

アンケートの質問の設計やウェビナー開催後の動画編集はジムにおまかせ

せっかく開催したウェビナーも、参加者からの反応がなければ寂しいものです。参加者へのフォローアップや自社の商品やサービス、そしてウェビナーのクオリティの向上を目指して、アンケートの導入をおすすめします。

 

アンケートの質問設計がよくわからないという方や、ウェビナー開催後の動画を上手に編集して満足度を高めたいという方は、ぜひ一度株式会社ジムにご相談ください。豊富な実績をもとに、最適なアンケート設計をさせていただきます。回答率が上がらずに悩んでいる方も、変化をご期待いただけるはずです。

私たちはクライアントのブランディング活動のために
クリエイティブの領域でソリューションを提供します。
下記のような課題がありましたらお気軽にお問い合わせください。

  • 商品・サービスの
    ブランディングを確立して
    ユーザーに発信したい
  • どのように伝えれば
    ユーザーのココロに
    届くだろうか?
  • 事業や経営に沿った
    クリエイティブがほしい
Return Top