コラム

2023.07.10

オウンドメディアの効果について、事例を交えながらご紹介します。

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オウンドメディアで成果を出すために、オウンドメディアの成功事例を知り参考にしたいという方も多いのではないでしょうか。オウンドメディアは目的やターゲットに合わせた記事を作成する必要があります。そのため、成功事例を参考にしつつ、自社のオウンドメディアに合わせた戦略を練って運用することが重要です。

ここでは、実際にオウンドメディアからリード獲得の結果が出ている弊社メディアの運用事例などをご紹介いたします。同時に、運用する際のポイントも解説します。これからオウンドメディアを持ちたい、またはすでにオウンドメディアを持っているけれどもっと有効活用したいとお考えのご担当者さまは、ぜひ参考にしてみてください。

オウンドメディアの目的とそれぞれの効果

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オウンドメディアの事例を見るうえで大切なのが、目的を理解することです。どのような目的で運用されているのかがわかれば、自社のオウンドメディア運用の参考になるポイントがわかりやすいでしょう。

肝心なオウンドメディアの目的は、主に大きく2つ。営業目的と採用目的に分けられます。それぞれ目的の詳細と効果は、以下のとおりです。

オウンドメディアの主な目的と得られる効果
営業 採用
目的 ■ブランディング
・企業やサービスのイメージを認知、定着させる
■ナーチャリング
・見込み顧客の購買意欲を高める
■求職者へのアプローチ
・経営者の考え方や会社の文化、働く社員の様子を伝えられる
・自社の魅力を発信する
効果 ■集客ができる
■売上の向上に期待できる
■自社に合った人材を採用できる
・採用のミスマッチを未然に防ぎやすい
・離職率の低下に期待できる
■アプローチできる層の幅が広がる

 

オウンドメディアでできることは、情報発信です。情報を発信することで、上記の表のように、企業の認知・考えや思いなどを知ってもらえるといった効果に期待できます。そのため、オウンドメディアは「営業」「採用」といった目的に対してアプローチしやすい媒体だといえます。

目的を明確にし自社のオウンドメディア運用を成功させられるように、運用事例を参考にして戦略を練っていきましょう。

▶︎関連記事|オウンドメディアを自社で持つ目的とは?会社経営にどんなメリットがあるか知りたい

【効果別】オウンドメディアの運用事例3選

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この記事で紹介する3つのオウンドメディアの事例は、創業40年以上のデザイン会社である弊社が“実際に運用しているサイト”です。

オウンドメディアからリード獲得・サービス成約率を向上させた成功事例について、具体的な問い合わせ内容や数字・考察を交えつつ解説します。

また、これから新しく運用するオウンドメディアについて、どのような効果に期待してどういった戦略で記事を投稿していくのかをご説明していきます。

事例1:リード獲得とサービス成約率UP|デザイン会社サイト(株式会社ジム)

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デザイン会社である弊社「株式会社ジム」では、公式ホームページにオウンドメディアの要素を取り入れ、記事を投稿しています。主に見込み顧客へのアプローチ(ナーチャリング)の営業目的で運用しているオウンドメディアです。

弊社は、Webデザインや動画広告などの映像・グラフィックデザインといったサービスを提供しています。提供しているサービスに関連する記事を投稿し、最終的に弊社に興味を持ってもらえるような動線を作っています。

結果として、オウンドメディア経由でリード獲得・サービスの成約率UPにつながりました。2021・2022年のサービス全体の実績は、以下のとおりです。

リード獲得数 受注件数 受注率
2022年    46件 4件 8.6%
2021年 103件 9件 8.7%

 

提供しているサービスに関連して、“動画広告の制作について”や“○○とは?”などの知識を提供する記事、“制作実績を元にした事例”など、弊社の顧客になりうる層に向けた幅広い情報の記事を投稿しています。記事内容を決める際に留意しているポイントは、以下のとおりです。

【記事内容を決める・記事構成を作成する際のポイント】

  • 顧客が持っている悩みにアプローチできる記事にする
  • 悩みに対する答えを的確に示せるようにする
  • その悩みを弊社はどのように解決できるのかを提示する

 

記事を読み進めていただいたお客様からは、問い合わせフォームから以下のような問い合わせをいただきました。内容をそのまま提示はできないため、実際の問い合わせを元にした例文のご紹介とさせてください。

【例】

  • ○○の広告を出すため、30秒程度の動画広告制作を考えています。大まかな見積もりをいただけませんでしょうか?
  • CMを出すことになりました。御社のホームページをみて関心をもち、問い合わせしました。一度打ち合わせさせていただけないでしょうか?

 

そのまま動画制作の受注になった内容もあれば、受注には至らなかったものの、メルマガ会員となっていただいた件もあります。

▶︎コラム | 東京市ヶ谷のデザイン会社なら株式会社ジム

事例2:リード獲得とサービス成約率UP|ドローン撮影サービスサイト(株式会社ジム)

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日本全国でドローン撮影を行う「ドローン東京」では、公式ホームページにコラム形式のオウンドメディアを設置しています。

スタッフが実際に行なったドローン撮影のレポートや撮影した映像がテレビなどで使用されるときの告知、規制などの情報・東京でドローンを上げる際の注意ポイントなどを記事にしています。撮影した映像も一緒に投稿し、ドローン映像の雰囲気や撮影のクオリティなども感じていただけるようにしているのが特徴です。

【記事制作時のポイント】

  • 撮影時をイメージしやすいように動画も一緒に投稿する
  • 実績を公開し信頼を得られるようにする
  • 知識を提供し安心を感じていただけるようにする

 

2021・2022年、ドローン東京のオウンドメディアから獲得したリードの実績は、以下のとおりです。

リード獲得数 受注件数 受注率
2022年 26件   4件 15%
2021年 31件 13件 41%

 

コラムには、空撮に使用したドローンの機種や許可関連の知識・撮影時のポイントなども解説しています。そういった点が、顧客から信頼を得られる結果につながっていると考えています。

▶︎コラム | 空撮はドローン東京

事例3:求人への応募増加と定着率UPに期待|クリエイティブ企業サイト(スタジオドット株式会社)

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アニメ制作からコンサルティングなど、企画開発を行うクリエイティブ企業であるスタジオドット。公式サイトは、弊社がサイトデザインから構築までを担当しました。企業の公式サイト内にニューストピックスとして、オウンドメディアを併設しています。

アニメ制作業界は、理想と実際の現場とのギャップで離職者が多い業界だといわれます。また、就職前に現場の声を聞きづらい業界であるため、応募者数が増えないことや離職率が高めであることが課題となっているようです。

これらの採用課題を解決するためのオウンドメディアとなり、以下のような記事を投稿するための準備をしています。

【投稿予定の記事内容】

  • あまり公にならない“現場の声”を伝えられるようにする
  • 現職者へのインタビュー形式の記事を投稿する
  • 求職者が気になるであろう業界のリアルな情報を投稿する

 

現場のリアルを知ってもらうことで、アニメ業界に興味を持っている人の不安を取り除くことが目的です。応募への後押しとなるだけでなく、アニメ制作業界の実情がわかったうえで応募してもらうことにより、定着率のUPに期待しています。

▶︎NEWS TOPICS|スタジオドット株式会社

オウンドメディアの成功事例を参考にすれば成果はでるのか?

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オウンドメディアでは目的に合わせた内容を発信するだけでなく、業種や業界・会社の方針・ターゲットの年齢層や思考なども考慮する必要があります。

そのため、オウンドメディアの成功事例を参考にし、同じようなテーマで似た記事を投稿するだけで成果が上がるわけではありません。

弊社はデザインやWebサイトの制作などに、40年以上関わってきています。多くの顧客のクリエイティブワークをしてきた中で、うまく行った例だけではなく、うまくいかなかった例も多く見てきました。

実際に弊社が制作に関わった記事で「絶対にPV数が伸びそうだ」と思われるようなキャッチーな内容のものがありました。PVは上がったけれど、直帰率が高いといった事例も目の当たりにしています。投稿した記事のPVが上がるのは、よい結果といえるでしょう。しかし、最終目的がリード獲得である場合、オウンドメディア運用が成功したとは言い切れなくなってしまいます。

オウンドメディア運用で“こうしたら必ず成功する”といった魔法のような方法は、残念ながらありません。ですが、オウンドメディアの成功事例には、成功に至っているヒントが詰まっています。

企業により、オウンドメディアを運用する目的やそれを評価する指標は異なります。自社の業種や業界・会社の方針・ターゲットとなる顧客層に合わせた内容でオウンドメディアを構築できるよう成功事例を分析し、自社オウンドメディアに活用していきましょう。

お客様に合わせたオウンドメディアの制作は株式会社ジムにおまかせ

オウンドメディアでできることは情報発信であり、ブランディングやナーチャリングといった営業目的・自社に合った人材採用目的での運用などが可能です。

オウンドメディアの運用事例や成功事例をみて運用のポイントを参考にすることはできます。しかし、オウンドメディアの目的や方針・ターゲットは企業ごとに異なります。成果をあげるためには、それぞれの企業さまに合わせたオウンドメディアの構築が必要です。

弊社、デザイン会社の株式会社ジムは「♯伝え方をデザインする」をモットーに、オウンドメディアの制作を承っています。

お客さまのことやお客さまが扱っている商品・サービス、対象となる顧客をきちんと理解するところから始め、お客様と一緒になって「どうしたら伝わるだろうか」と、一生懸命に“伝え方をデザインする”ことを大切にしています。

「オウンドメディアのコンテンツ作りに課題を感じる・目的に応じた伝え方がわからない」などとお困りで、よい解決策をお探しでしたら、ぜひデザイン会社の株式会社ジムまでご相談ください。

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