コラム

2023.06.04

自社がオウンドメディアを持った場合、どのような効果が期待できるのか

メインバナー

オウンドメディアは、自社サービスや製品などを顧客にアピール・訴求できるだけでなく、採用窓口としても活用できるツールです。記事をとにかくたくさん公開すればいいのではなく、目的に合わせた運用方法を考えなければ結果にはつながりません。オウンドメディアの特徴から目的について、具体事例も交えつつご説明していきましょう。「自社がオウンドメディア運用した場合、企業にとってどのようなメリットがあるのか」を知るきっかけにしていただけると幸いです。

オウンドメディアとは

画像01

オウンドメディアとは、自社で所有し運用するメディアのことです。現在、Webマーケティングの世界でいわれるオウンドメディアは、自社運用のWebサイトを指すことが多くなっています。“目的に沿った記事をたくさん公開する、ブログ形式のメディア”というと、イメージが湧きやすいかもしれません。

自社の情報を発信するものといえば、SNSや広告などもあります。第三者であるユーザーが起点となり情報発信するメディアは「アーンドメディア」、テレビや新聞などを含め広告費をかけて情報を掲載するメディアは「ペイドメディア」と呼ばれます。

一般的にオウンドメディアは、アーンドメディア・ペイドメディアと合わせてWebマーケティング業界の“三大メディア”といわれます。企業と消費者との接点となり、デジタルマーケティング時代には欠かせないメディアです。

オウンドメディアの目的とメリット

画像02

オウンドメディアの主な目的は、営業と採用の大きく2つです。営業は、企業自体や商品・サービスを持っている場合の顧客へのアプローチが目的。採用は、就労先を探している人に対してのアプローチが目的となります。

営業・採用という目的を軸に、オウンドメディアを運用する目的や、目的に対する成果指標の考え方まで詳しく紹介していきましょう。

営業目的

オウンドメディアを営業目的で運用する場合、企業自体や展開しているサービス・商品の周知、資料請求といったリード獲得などが目的となります。営業目的の中でも、ブランディング・ナーチャリングという大きく2つの目的に対する運用方法があります。

  • ブランディング:企業やサービスの認知・イメージを定着させる
  • ナーチャリング:見込み客の購買意欲を育成する

顧客との接点をもち、最終的に購買へつながるようアプローチするのが、営業目的でのオウンドメディア運用ということになるのです。

ブランディング・ナーチャリング・広告売上の成果指標は、それぞれ異なります。

成果指標
ブランディング ■会社案内などダウンロード数
■企業名での検索数
ナーチャリング ■リード(見込み客)の獲得数
・メルマガ登録
・セミナー申し込み
・資料請求など

 

ブランディングやナーチャリングといった目的・企業やサービスのターゲットに合わせて、オウンドメディアで公開するコンテンツを変化させる必要があります。専門性のアピールや見込み客の興味を高める良質なコンテンツを提供することで、自社への問い合わせ・サイトへの再訪問などが見込めるでしょう。

また、広告収入がオウンドメディアの目的となる場合もあります。記事に広告を設置しておくことでクリック数に合わせた収益が発生したり、記事内のリンクから商品を購入した場合に収益になったりするのです。

広告収入目的のオウンドメディアの成果指標は、以下のとおりです。

成果指標
広告収入 ■記事の閲覧者(PV)数
■広告のクリック数

 

オウンドメディア事業を収益の軸としたい場合には、多くの記事投稿が必要になることが多いといえます。企業内で複数人のオウンドメディア人材を設置することが、不可欠となるでしょう。

採用目的

自社にマッチする優秀な人材をより多く確保するためにコンテンツを投稿するのが、採用目的でのオウンドメディア運用です。オウンドメディアリクルーティングとも呼ばれます。

ただ単純に、募集要項や採用情報を発信するのではありません。企業の理念や職場紹介・従業員の声などをのせることで、企業のビジョンに共感した求職者などとのマッチングを目指します。

物理的にエントリーするための窓口ではなく、採用をテーマにして自社をブランディングし、求職者にアプローチするためのメディアです。

採用目的のオウンドメディアの成果指標は、以下のとおりです。

成果指標
採用 ■求人へのエントリー数

 

自社の経営方針などに興味・共感をもった人材からのエントリーを見込めるため、就職後のミスマッチを防ぎやすくなります。また、採用媒体への掲載コスト削減にもつなげられるでしょう。

オウンドメディアリクルーティングを始めよう!実施のポイントを紹介

オウンドメディアの目的に合わせた活用事例

実際に“営業目的”でオウンドメディアを活用している「ドローン東京」という弊社のサイトを例に、目的に合わせた活用方法の事例をみてみましょう。

ドローン東京は、日本全国どこにでも赴き、ドローンでの撮影を行うサービスを展開しています。公式サイトの中に「実績・コラム」というオウンドメディア要素を取り入れ、ドローンについての知識や撮影レポートなどを投稿するといった活用方法です。

画像03

(事例サイト:株式会社ジム「ドローン東京」

例えば、自社の商品やサービスを展開するうえで「東京でのドローン撮影に興味がある」という企画担当者がいたとしましょう。“ドローン 東京 撮れる景色”や“東京 ドローンで撮影するには”などのキーワードで検索したとします。

その際、潜在顧客となる担当者は、検索でヒットした中で気になる記事を読み進めていくでしょう。記事を読み進めた結果、ドローン撮影サービスを提供している企業の記事だったと知ることになります。

この記事がドローン東京の記事だった場合「ドローン撮影を行っている企業の存在」「ドローン東京というサービス」を潜在顧客に認知してもらえるのです。実際、サービスの問い合わせにつながった事例も多くあります。

見込み客の悩みに対する記事や、商品・サービスに関わる情報発信について投稿することで、見込み客の購買意欲の育成ができます。そのまま資料請求などの行動を促すことも可能となるのです。

オウンドメディアを始めるにはどのような方法があるのか

オウンドメディアの目的がわかったところで、どのように始めたらよいかという疑問がでてくるのではないでしょうか?オウンドメディアの始め方は、大きく分けて以下2つ方法があります。

画像04

  • オウンドメディア単体で、ゼロからサイトを立ち上げる方法
  • 自社コーポレートサイトに、オウンドメディア要素を取り入れる方法

双方を比較して、どちらが簡単に始められるというわけではありません。予算や目的・運用後の更新頻度などに合わせて、適切な方法を検討するのがよいでしょう。

中でも“コーポレートサイトにオウンドメディア要素を取り入れる方法”は、自社サイトへの動線も確保しやすいためおすすめです。

オウンドメディアを始める前に知っておきたいポイント2つ

画像05

オウンドメディアを始める前に、知っておきたいポイントが2つあります。開設にコストがかかること、記事の投稿をある程度続ける必要があることです。

開設コストがかかる

オウンドメディアを単体で始めるには、ゼロからサイトの立ち上げが必要になります。当たり前ではありますが、ドメインの新規契約やサイトの制作費用などもろもろがかかることとなります。

また、コーポレートサイトにオウンドメディアの要素を取り入れる方法でも、サイトの作り替えが必要になります。

開設にコストはかかりますが、営業・採用目的のオウンドメディアの展開が軌道に乗り始めたら、今までかけていた営業のための広告費用や人材採用のための費用削減も可能です。

今後コーポレートを作り変える機会があるなら、せっかくであればオウンドメディアの要素を付加してみてはいかがでしょうか。

【ホームページ制作の相場】コーポレートサイトをつくり変える費用はいくら?

記事の投稿をある程度続ける必要がある

オウンドメディアは、記事をある程度投稿する必要があります。社内スタッフが通常の業務を続けながら記事を定期的に投稿し続けるというのは、現実として厳しい可能性があるでしょう。

コーポレートサイトにオウンドメディア要素を取り入れる方法では、サイト内の一部のコンテンツとしてブログ感覚でミニマムに投稿を始められます。社内スタッフが可能な範囲で記事投稿を続けるには、コーポレートサイトのオウンドメディア化がおすすめです。

また、自社の社員が書いて投稿する方法のほかに、外部のライターに依頼して記事を投稿する方法があります。費用はかかりますが、自社スタッフへの負担は少なくなること・記事の質を高められることがメリットです。

オウンドメディアで営業・採用の入り口を作ろう

オウンドメディアの目的は、大きく分けて営業・採用の2つとなります。営業目的では、自社のブランディングや潜在顧客に興味を持ってもらうナーチャリングの効果・広告収入、採用目的では、求職者に興味をもってもらえるだけでなく採用後のミスマッチも防げるような運用が可能でしょう。

オウンドメディアを開設、またはコーポレートサイトにオウンドメディア要素を付加する際にコストはかかります。しかしその後、自社で記事を書くのならば継続的な費用などはかかりません。

オウンドメディアにより営業や採用の入り口を作ることにより、潜在顧客や求職者との新たな出会いを生むきっかけにしてはいかがでしょうか。

デザイン会社ジムが提案する「オウンドメディア型コーポレートサイト」

デザイン会社の株式会社ジムでは、オウンドメディア型コーポレートサイトの開設サービスを提供しています。

弊社は1981年にWebと動画の制作会社として創業して以来、取引先190社・年間700件というたくさんのプロジェクトに関わってきました。

「オウンドメディアに載せる記事をかける時間が取れない」と悩まれる場合には、弊社所属のライターが記事の提案から執筆までを担当もすることも可能です。

今まで制作してきたWebサイトなどの制作事例は、株式会社ジムの「クリエイティブサービス」で実際にご覧いただけますと幸いです。リードの獲得数などの詳細な実例は、オンライン打ち合わせの際にご案内もしております。

コーポレートサイトにオウンドメディアを導入する“スモールスタートプラン”もご用意しているため「オウンドメディアの開設について、もう少し詳しく話を聞いてみたい」とお考えであれば、ぜひ東京都市ヶ谷のデザイン会社「株式会社ジム」にご相談ください。

導線バナー

私たちはクライアントのブランディング活動のために
クリエイティブの領域でソリューションを提供します。
下記のような課題がありましたらお気軽にお問い合わせください。

  • 商品・サービスの
    ブランディングを確立して
    ユーザーに発信したい
  • どのように伝えれば
    ユーザーのココロに
    届くだろうか?
  • 事業や経営に沿った
    クリエイティブがほしい
Return Top