コラム

2023.03.06

コーポレートサイトの作り方を解説!どこに何を依頼すればいい?

メインバナー

コーポレートサイトとは?

コーポレートサイトとは、自社に興味をもってくれた方に会社の情報を発信するためのホームページです。取引先や求職者、投資家など幅広い方を対象としています。今はWebで情報収集するのが当たり前になっているので、企業の信頼度や商品・サービス、拠点の所在地などコーポレートサイトで確認することが一般的です。コーポレートサイトはあれば良いという時代から、コーポレートサイトで何を伝え、見た人からどんなアクションを期待するかという行動を促す時代になっています。しかし「コーポレートサイトをリニューアルしたいけどどうしたらいい?」「数年前に作ってからツギハギ状態で収集つかない」といった悩みをもった方も多いはず。そこで、この記事ではコーポレートサイトの今の時代に合った作成手順と制作費用について解説していきます。コーポレートサイトのリニューアルを検討しているご担当者様のお役にたてば幸いです。

コーポレートサイトの作成手順

コーポレートサイトの作成手順を6つの工程に分けて解説します。

1)目的とターゲットを決める
まずはコーポレートサイトの目的を明確にしましょう。コーポレートサイトを通じて何を実現したいのか?たとえば「商品やサービスへの問い合わせを増やしたい」のか?「ブランディングをして知名度を上げたい」のか?「新卒採用の応募を増やしたい」のか?
その目的がはっきりしたら、ターゲットを絞ります。コーポレートサイトの場合、見込み客、新規顧客、既存客、休眠顧客、株主、求職者、社員と家族など幅広い方がアクセスしてきます。しかしオールターゲットとしてすべての人に伝わるようにすると訴求軸がぼやけてしまい、何も伝わらないサイトになってしまいます。ターゲットを絞り込んでその人に向けたコンテンツの作成が重要です。

2)必要な情報を用意する
目的とターゲットがはっきりしたら、次はどのような情報を掲載するかコンテンツづくりが必要になります。この工程がとても重要で、内容をしっかりまとめるだけでなく、どのようなテキストやビジュアルで見せればわかりやすいか検討します。会社の魅力や商品の特長を伝える時に、あれもこれも言いたくなり、情報が溢れてしまいがちです。会社として伝えたいことよりも、訪問者が一番知りたい情報は何かを考えて、テキストや写真・イラストを用意するようにしましょう。

3)サーバー、ドメインを契約する
コーポレートサイトを公開するにはサーバーとドメインが不可欠です。新しく会社を立ち上げたばかりの場合は新規で用意することになりますが、最初はレンタルサーバーを契約するのが手軽でお勧めです。ドメインはなるべく会社名と同じアルファベットが理想で「.co.jp」や「.com」「.jp」などで取得しましょう。今のコーポレートサイトをリニューアルする際は、現サーバーを継続利用するか、この機会に新サーバーを契約するか検討した方がいいでしょう。もし10年以上前のサーバーを借りている場合は、セキュリティやCMSなどの機能面でも新しいサーバーに乗り換える方が安心です。

4)ページのレイアウトを決める
ページのレイアウトを決める工程をワイヤーフレーム(デザインの骨組み)と言います。トップページや二階層目で、どの内容をどのように見せていくか情報を設計していきます。キャッチコピーを書いたり、おおまかな写真の配置や点数を考えて記していきます。エクセルやパワーポイントで作るケースもありますが、AdobeのXDやデザインツールのFigmaなどを使うとあと工程のデザインがスムーズになります。ツールに使い慣れていなければ、手書きものワイヤーフレームでも構いません。デザイナーにどんな情報を盛り込みたいか伝えられれば問題ありません。またトップページから下層ページにどの順番で何のページを構成するか俯瞰して全体を把握するサイトマップもこの時に作っておきます。

5)デザインを決める
コーポレートサイトに訪れた方がパッと見で印象を決めてしまうのがデザインです。とくにトップページの最初に目にするファーストビューにどんな写真や動画、テキストを使うかで「イケてる」か「イケてない」か判断されてしまいます。デザインの工程ではターゲットに合ったテイストやカラー、フォントを使うことが大切です。さらに、見た人が欲しい情報にアクセスしやすいように設計するUI/UXの観点も重要です。

6)コーディングする

デザインが完了したら最後にWebブラウザで見られるようにコードを記述するコーディングという工程に入ります。担当するのはWebデザイナーかフロントエンドエンジニアです。専門的な技術が必要になるので、コーディングの知識や経験がない場合は専門の会社かフリーランスに依頼するのがいいでしょう。PCやスマートフォン、タブレットでそれぞれ最適に表示されるようにコードを記述します。この工程が完了したらサーバーにアップロードして公開となります。

ホームページ制作にかかる3つの費用

ホームページにかかる3つの費用

会社のホームページ(コーポレートサイト)の制作費の相場は、20万円から300万円以上と、かなりの幅があります。
一体、何にお金がかかるのでしょうか? その内訳は大きく分けて、人件費・ドメイン費・サーバー費の3つです。

制作スタッフの人件費

会社のホームページ制作費の大半は、制作スタッフの人件費です。
Webデザイン会社に依頼すると、デザイン・コピー・コーディング・運用など、複数の制作スタッフが分業で担当するケースがあります。何人かの制作スタッフが関われば、その人数分だけの人件費がかかるでしょう。
その一方で、Webデザイナー1人に全工程を請け負ってもらったり、フリーのWebデザイナーなどに依頼したりすれば、当然、人件費は安く抑えられます。一概にスタッフが多いほうがいいとも少ないほうがいいとも言い切れませんが、作りたいコーポレートサイトの規模や内容により、関わるスタッフ数も変わってきます。
典型的なスタッフフォーメーションをご紹介すると
●Webディレクター(全体の企画・管理・進行を担当)
●Webデザイナー(サイトのUI/UXデザインを担当)
●コピーライター(キャッチコピーから本文テキスト、メタ情報まで担当)
●コーダー(コーディングからサーバーの設定を担当)
といったスタッフが挙げられます。

ドメインの取得費

制作した会社のホームページをWebサイトに表示させるには、ドメインの取得と登録が必須です。
「.co.jp」「.com」「.net」「.jp」など、無料で取得・登録できるドメインもありますが、有料の場合は数十円~数千円まで、ドメインの種類によって費用に幅があります。
さらに、ドメインの維持には年間数千円~1万円程度が必要。
一度取得したドメインが半永久的に使用できるわけではなく、更新期限がきたら継続手続きが必要になります。

サーバーの利用料

コーポレートサイトのコーディングができたら、そのデータを格納するサーバーが必要になります。
さまざまなレンタルサーバーがあり、サーバー維持にかかる費用は年間数千円~数十万円まで、かなりの差がでています。サーバーの容量やセキュリティ機能、高速性、安定性などスペックで大幅に費用が変わるため、ホームページの目的やページ数などによって、最適なレンタルサーバーを選びましょう。

ホームページ制作費の相場

テンプレートORフルオリジナル

会社のホームページを制作するには、実際いくらくらいかかるのでしょうか?
仕様や規模ごとに、おおよその相場を、あくまでも目安としてご紹介します。

テンプレート使用 20万円〜30万円程度

WordPressのテーマなど無料のテンプレートや、有料でも安価のホームページ作成ツールを使う場合の制作費の相場は、20万円~30万円程度。
情報設計やデザインなどにはこだわらず、できるだけ制作費を抑えたいという小規模企業向け。

テンプレートのカスタマイズ 40万円〜80万円程度

WordPressのテーマなど無料もしくは低料金のテンプレートを使いつつ、一部だけカスタマイズしたセミオーダーメイドの制作費の相場は40万円~80万円。
ホームページ制作費は抑えたいけれど、自社のオリジナリティーも出したいという中小企業向け。

フルオリジナル(小規模) 100万円〜150万円程度

既製品のテンプレートは使用せず、すべてオリジナルで10ページ程度の小規模のホームページを制作する場合の相場は、100万円~150万円程度。
情報設計に基づき、ホームページをつくる目的、ユーザー、UIを考えて、デザインにもこだわりたいという中小企業向け。

フルオリジナル(中規模) 100万円〜200万円程度

既製品のテンプレートは使用せず、すべてオリジナルで数十ページ以上の中規模のホームページを制作する場合の相場は、100万円~200万円程度。
情報設計に基づき、ホームページをつくる目的、ユーザー、UIを考えて、デザインにもこだわって、より多くの情報を発信したいという中小企業向け。

フルオリジナル(大規模) 300万円〜

既製品のテンプレートは使用せず、すべてオリジナルで大規模のホームページを制作する場合の相場は、300万円~。
中小企業のホームページには少なく、大企業向け。

制作依頼先の種類とメリット・デメリット

ホームページ制作の依頼先には、フリーランスのWebデザイナー、Webデザイン会社、Webコンサルティング会社などがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、しっかりと見極めて、自社の目的に合った依頼先を選びましょう。

画像03

フリーのWebデザイナー

フリーのWebデザイナーに依頼するメリット・デメリット

フリーランスでホームページ制作を請け負っているWebデザイナーの場合、依頼から納品までの全工程を、個人のWebデザイナーと直接やりとりすることになります。
そのWebデザイナーがつくったホームページを見て完成品をイメージしておけば、大きくかけ離れたものができあがってくることは少ないでしょう。制作者と直接打ち合わせができるので、細かいニュアンスまで伝わりやすいのがメリットです。
デメリットは、作業範囲が限定される場合があること。デザインはできるけれど、テキストをください、コーディングはできません、UX(ユーザーエクスペリエンス)まで考えることは難しいです、などなど、Webデザイナーのスキルが限られていることもあります。

フリーのWebデザイナーの見極め方

まずはWebデザイナーがつくったホームページをできるだけたくさんチェックすること。それだけでは判断できない部分も多いので、依頼することが可能な作業範囲を直接問い合わせて、事前に確認しておくことが必須です。
打ち合わせなど、基本的に1対1のやりとりになるため、コミュニケーションがしやすい人かどうか、意思疎通がうまくいきそうか、見極めておきましょう。

画像04

Webデザイン会社

Webデザイン会社に依頼するメリット・デメリット

ホームページ制作の実績が豊富なWebデザイン会社なら、どんなホームページをつくったらいいのかわからないという経営者様でも安心して依頼できます。Webデザイナーはもちろん、ディレクター、コピーライター、プログラマー、コーダーなど、さまざまなスタッフがいて、分業で担当してもらえるため、ホームページに載せる内容や情報を設計する、いわゆる上流工程から提案してくれるメリットがあります。
ただし、見栄えを重視するデザイン会社も多く存在するので、上流工程からは提案しない、SEO対策は業務範囲外というデメリットもあります。

Webデザイン会社の見極め方

フリーのWebデザイナーと同様、まずはWebデザイン会社がつくったホームページの実績をチェックすること。複数のスタッフがいる会社なら、いろいろなバリエーションやトーンのホームページがあるかもしれません。
そのうえで、一人のスタッフが全工程を担当するのか、どの程度、分業になるのか、WebディレクターやWebデザイナーの他にコピーライターにも担当してもらえるのか、依頼前の段階で、きちんと確認しておくことが大切です。
Webデザイン会社によっては、上流工程はできない、納品後の保守・運用は対応できないというケースもあるので、注意しましょう。

画像05

Webコンサルティング会社

Webコンサルティング会社に依頼するメリット・デメリット

Webコンサルティング会社は、さまざまなネットワークを持っていて、ホームページをつくるだけでなく、企画の段階から戦略などのアドバイスや運用のしかたまでサポートしてもらえるのがメリットです。
ただし、その分、制作費以外のコンサルティング料などがかかり、コストは上がるのがデメリット。また、実際のホームページ制作は、下請けのWebデザイン会社やフリーのWebデザイナーが担当する、というケースも。

Webコンサルティング会社の見極め方

ホームページを活用した営業活動、広告戦略など、あらゆる方面からアドバイスをしてもらえますが、口だけじゃないかどうか、実績がちゃんと伴っているか、しっかりと見極めましょう。
今までに手がけたホームページをたくさんチェックして、自社の目的に合った事例が多くあるかどうか検討することが必要。さらに、実際にホームページ制作をするのは、Webコンサルティング会社内のスタッフなのか、外注するのか、確認するべきです。

コーポレートサイト完成後の注意点

コーポレートサイトは制作して公開して終わりではありません。リニューアルの場合は旧サイトのGoogle評価を受け継いである程度はアクセスがあるかもしれませんが、新規制作の場合はゼロスタートになるので、ここからアクセスを増やしていく施策をとらなくてはなりません。ここからは、サイト公開後にやるべきことをまとめました。

運用の目的を明確にする

コーポレートサイトを公開した後は運用のフェーズに入ります。サイトを無事に公開できたらホッとして、つい忘れがちになってしまいますが、ここからが本当に大切な工程になります。改めて制作を開始した時の「目的」を見返して、それに沿った運用計画を実施しましょう。たとえば制作時に見込み客からの問い合わせを目的としていたら、見込み客向けのページへのアクセス数は月間いくつにするか?問い合わせ数をいくつにするか?運用する上での目的を明確にしましょう。

分析・検証をする

Googleアナリティクスやサーチコンソール、MicrosoftのヒートマップClartyなど計測ツールを連携し、コーポレートサイトへのアクセス状況や流入後のユーザーの行動などデータ分析や検証を行うことが重要です。コーポレートサイトにどんなキーワードで流入しているか、どのページの視聴が多いかなどデータ検証すると、改善のヒントになり、アクセスを増やすことが可能になります。

定期的に更新を行う

コーポレートサイトに公開した情報は、時間の経過とともに陳腐化していきます。新商品の情報や会社のニュースなどの更新はもちろんですが、既存のページでも、定期的な更新が必要です。Googleアナリティクスやサーチコンソールで分析した結果に基づいて、検索されやすいキーワードを多く使ったり、離脱ページを少しずつ改善したり、日頃のコツコツとして更新作業により、Googleの評価も高まります。

良いホームページを制作する方法

良いホームページとは、自社の目的を達成することができて、コストパフォーマンスも優れていること。さらに、情報設計の段階から保守・運用まで任せられるとベストです。

中小企業のホームページを制作するなら株式会社ジム!

株式会社ジムは、中小企業のホームページ制作を数多く手がけてきた実績があります。
特に、BtoBサイトの場合、一般ユーザー向けのサイトと異なり、衝動買いがない分、しっかり情報設計して、経営者が意思決定するのに必要な情報を盛り込んだり、資料のダウンロードができるようにしたり、優れたサイト全体の設計が求められます。
これまでの経験と実績を活かして、ユーザーがどういうふうに行動してもらえたらWebサイトとして成功なのか、ただホームページを制作するだけでなく、上流工程から運用まで、すべてサポートします。ビジュアルの提案はもちろん、ブランディングのアドバイス、動画制作まで、安心してお任せください。

私たちはクライアントのブランディング活動のために
クリエイティブの領域でソリューションを提供します。
下記のような課題がありましたらお気軽にお問い合わせください。

  • 商品・サービスの
    ブランディングを確立して
    ユーザーに発信したい
  • どのように伝えれば
    ユーザーのココロに
    届くだろうか?
  • 事業や経営に沿った
    クリエイティブがほしい
Return Top