コラム

2023.02.05

ターゲットに刺さる動画広告の作り方・コツを伝授します

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動画広告の制作自体は、アプリなどを使用することで簡単に自作できます。しかしながら、せっかく制作しても”ターゲットに刺さる”動画広告に仕上がっていなければ、動画広告の効果は上がりません。効果に期待できる動画広告の作り方やポイントを、プロの視点からご紹介いたします。

【動画広告の作り方マニュアル】5ステップで自作する方法

動画広告は、5つの手順で自作できます。単純に動画を制作するだけでなく、ターゲットに刺さる動画広告を作るには、以下の2点が重要となるでしょう。

  • ターゲットがいま興味あるワードやビジュアルを使えているか?
  • いかにターゲットの心を惹きつけて離さない施策ができているか?

 

これらを踏まえ、効果に期待できる動画広告の作り方を以下の手順で紹介いたします。

【STEP 1】動画広告の目的とターゲットを定める

【STEP 2】どのプラットフォームで動画広告を出すか決める

【STEP 3】動画広告の構成と流れを決める

【STEP 4】広告内で使用する素材を集める

【STEP 5】アプリを用いて動画を自作する

STEP 1|動画広告の目的とターゲットを定める

動画広告の内容を鮮明にさせるには、目的とターゲットを定めることが重要です。動画広告を出す目的はそれぞれ異なるため、まずは以下の内容をはっきりとさせましょう。

  • 目的:なにをしたいのか(ブランディング・広い世代への認知・LP誘導など)
  • ターゲット:誰に見て欲しいのか(製品やサービスを必要としているのはどんな人?)

 

ターゲットは以下のように細かな内容まで明確にさせると、シナリオ作り・素材集め・広告を出すプラットフォーム決めまでスムーズです。

テキスト01
ターゲットに刺さる動画を作るために、まずは目的とターゲットを定めて動画広告の方向性を明確にしましょう。

STEP 2|どのプラットフォームで動画広告を出すか決める

利用者の年齢層・ユーザーの動向などがそれぞれ異なるため、ターゲットに合わせたプラットフォームの選定が動画広告の効果にとって重要です。動画広告を出せるプラットフォームは、Facebook・Instagram・Twitter・LINE・YouTubeなどがあります。

総務省が令和4年8月に発表した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」のSNS利用率を一部抜粋した結果は、以下のとおりです。

10・20代の平均
1位:YouTube 2位:LINE 3位:Instagram 4位:Twitter 5位:Facebook
97.45% 95.15% 75.45% 73% 48.8%

 

30・40代の平均
1位:LINE 2位:YouTube 3位:Instagram 4位:Twitter 5位:Facebook
96.3% 95% 53.7% 51.35% 43.55%

 

50・60代の平均
1位:LINE 2位:YouTube 3位:Twitter 4位:Instagram 5位:Facebook
86.4% 74.75% 48.4% 26.05% 25.45%

また、プラットフォームの主な性質は以下となります。

プラットフォームごとの性質
YouTube
  • ユーザーの年齢層が広い
  • 動画を見るために広告閲覧が必要なユーザーに向けてアプローチできる
LINE
  • 連絡ツールとして全年齢への普及率が高い
  • VOOMやニュースというコンテンツを開けば動画広告が流れる
Twitter
  • 若年層の利用が多い
  • タイムラインのスクロール時に目に入る
Instagram
  • 10~40代の利用率が高い
  • 写真や動画などのビジュアルで情報を得たい人が集まっている
Facebook
  • 実年齢や性別の登録が必須
  • タイムラインやフィードなど動画広告を出せる場所が複数ある

ターゲットの目に届きやすくするためには、狙っている年齢層や動画広告の内容により、プラットフォームを選びましょう。

STEP 3|動画広告の構成を決める

動画広告のプラットフォームを決めたら、動画自体の長さ(尺)に合わせて構成を考えましょう。構成は骨格のような存在です。構成が明確になっていると動画自体の形が崩れにくく、制作がスムーズに進みやすくなります。

構成は、大きく分けて「冒頭」「メイン」「終わり」の3パートに分かれます。特に冒頭は、ターゲットの心を掴むために重要なパートです。

構成例
構成A(商品の訴求)
  • 〔冒頭〕問題提起
  • 〔メイン〕解決策
  • 〔メイン〕解決する商品やサービス
  • 〔終わり〕検索やサイトへの誘導を促す
構成B(ブランドの認知・関心)
  • 〔冒頭〕商品やサービスの紹介
  • 〔メイン〕メリットや効果、ベネフィットの紹介
  • 〔終わり〕検索やサイトへの誘導を促す

基本的には起承転結を意識した構成にし、最後のシーンでクリックなどの行動を促す言葉やバナーなどを配置していきましょう。

STEP 4|広告内で使用する素材を集める

具体的な構成が決まったら、広告内で使用する素材(映像・画像)を集めていきます。構成だけでなくサービスや製品のテイストにそって、必要な内容をピックアップしましょう。自社でオリジナルのビジュアルを用意すると、製品などの熱が伝わり魅力的な動画広告に仕上がります。

フリー素材などを使用する場合は著作権への配慮が必要です。「商用利用は有料」など設けられていることがあるため、利用するサイトの規約をしっかりと理解したうえで使用するようにしてください。

STEP 5|アプリを用いて動画を自作する

動画広告を作るために必要な材料がそろったら、アプリを用いて動画を自作します。動画を制作できるアプリには、以下のようなものがあります。

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構成や準備した素材を元に、各アプリの手順にしたがって動画広告を制作していきましょう。

【制作のプロが伝授】ついクリックしたくなる動画広告の作り方のコツ

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ついクリックしたくなる、見続けたくなる動画広告には、作り方のコツがあります。ターゲットが行動を起こすまでのプロセスを理解し、アプローチできる動画広告の制作が重要です。

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行動パターンを鑑みると、ターゲットの行動を促すには以下が必要だといえるでしょう。

  • どのような製品(サービス)の広告なのか明確である
  • 自分に関係のある広告だと早い段階で認知できる
  • 興味がそそられる動画構成である

ターゲットの目をひく・見進めてもらえる動画広告を制作する秘訣を、紹介していきましょう。

ターゲットを惹きつけて離さない動画広告|5つのポイント

ターゲットを惹きつけて離さない動画広告を制作するために、プロも取り入れている動画広告のポイントは以下の5つです。

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はじめの2秒に勝負をかける

弊社が実際にFacebook動画広告でおこなったABテストでは、動画広告をユーザーがスキップするまでの平均時間は2~3秒だとわかりました。SNSの動画広告に関しては0.7秒で見る・見ないを判断されるとまで言われています。はじめ2秒のインパクトや内容が重要です。

内容はひとつに絞ってブレさせない

内容はひとつにしてブレさせないことが重要です。人間の注意力には限りがあるため、情報が流れ込みすぎると脳内の情報処理が間に合いません。伝えたい内容をひとつに絞ることで、ターゲットの意識をそらさない結果につながります。

シーンの切り替わりは2秒を目安にして飽きさせない

動画広告のシーンの切り替わりは、2秒を目安にしましょう。実際に弊社が動画広告5本を使ってABテストをおこなった結果、動きが多い動画では離脱率が低いとわかりました。

シーン切り替わりの観点でテレビCMを見てみると、おなじようなスピード感の構成になっていると気付かされます。15秒の広告だったら、7シーンくらいのイメージで構成を考え、ターゲットを飽きさせないようにするのがコツです。

ビジュアルとテキストがひと目で一致する構図にする

動画広告で使用している映像とテキスト(文字)が、パッと見たときに一致した構図にするのがおすすめです。ビジュアル(右脳)とテキスト(左脳)での内容がチグハグになっていると、脳が状況を理解するまでに時間がかかるうえ、ストレスを感じやすいためです。

遷移先のラベルは静止画の中であえてバナーだけ動かす

人間は動くモノを目で追う習性があります。クリックを促したいシーンでは、あえて静止画にしてバナーのみ動かす構成も有効です。目立たせたい場所に視線を動かし、スムーズに行動を促せるよう、動線を整えるようにしましょう。

頭にスッと入り込んでくる動画広告のテキスト|3つのポイント

抽象的すぎたり言葉が多過ぎたりすると、ユーザーが具体的な状況を思い浮かべづらくなります。頭にスッと入り込んで、興味をそそるようなテキストには3つのポイントがあります。

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テキストは少なくして読み切れるようにする

動画広告のテキストは、1秒で4文字ほどの具体的な内容にするのが望ましいでしょう。Webなどの静止している文章は1秒に10文字ほど読めると言われますが、映画の字幕の世界では「1秒に4文字(多くて5文字)」ほどがよいとされています。

動画広告は、ビジュアルとテキスト双方の認識が必要です。少ないなかに具体的な内容の言葉を凝縮させるようにしましょう。

具体的なワードで興味をそそる

動画広告では、具体的なワードでユーザーの興味をそそることが重要です。「おいしいごはん」だけだと抽象的でイメージが沸きづらく感じると思います。「サックサクのとんかつ」「肉汁あふれるハンバーグ」など、状況がイメージしやすい具体的なワードのほうが、ターゲットの意識を惹きつけやすくなるのです。

行動をうながす言葉はターゲットの心理に合わせる

LPへの遷移を促すバナーなどは「ターゲットの心理状態」に合わせることで、クリック率を高められます。かんたんな方法ですが、以下のように内容を書き出していくと、製品やサービスにあう文言が見つかりやすくおすすめです。

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〔番外編〕カラーは遷移先に合わせると離脱率の低下に期待できる

動画広告のCTAをクリックされた先の話ですが、バナーなどに利用するカラーと遷移先LPの色味を合わせると、遷移先での離脱率低下に期待できます。あまりにかけ離れたカラーを使用すると、イメージが異なると認識される可能性が高まるためです。

クリックされやすい動画広告の作り方を実践しよう

ついクリックしたくなる動画広告を作るには、ターゲットに合わせたビジュアルやテキスト・構成であることが大切です。広告費をムダにしないためにも、動画広告のプロも実践している作り方・ポイントを導入して、ターゲットに刺さりやすい動画広告を制作していきましょう。

また、動画広告は「絶対に効果がある」などの、魔法のような方法はありません。複数の動画広告を制作しABテストをおこないトライ&エラーを繰り返すことで、広告の効果が高まっていくと理解することが大切です。

効果の高い動画広告を作るにはさまざまな施策を練る必要があるため、自社で複数本を制作するのは難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。

そんなときは、制作のプロが対応する「動画パスポート」に、おまかせください。

  • 低コストで制作可能(1本1万円~)
  • 1本1万円だからABテストがしやすい
  • 1,000種類以上のテンプレートから選べる
  • 素材選びからすべてを専門スタッフにまかせられるプランもある

実際に運用した結果を元に、プロが動画広告の制作をおこないます。

効果の高い動画広告を制作したい、コストをおさえてABテストをおこないたいとお考えなら、ぜひ一度動画パスポートを運営している株式会社ジムへご相談ください。

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