「Web制作の相見積もりをとったけれど、依頼先をどのように比較して選べば良いか悩む」といった経験はありませんか?
初めてWebサイトを制作する際は、依頼先を選ぶのが難しいですよね。
Web制作のためのコンペや相見積もりで比較検討する際は、金額や提案内容、サポート体制など、総合的な判断が必要になります。
しかし、一番重視してほしいポイントは、担当者と円滑なコミュニケーションがとれるかです。依頼先に要望を細かく伝えたり、質問したり、確認したりなどのやり取りがあるため、担当者とのコミュニケーションのとりやすさは重要になるためです。
今回は、Webサイト制作を依頼する制作会社の選定ポイントや、見落としがちな注意点などをわかりやすく紹介します。
Web制作の依頼先を選ぶ際はコミュニケーションを第一に考えて
Web制作の依頼先は、スムーズなコミュニケーションがとれるかを一番重視して検討してください。
Web制作を依頼する制作会社の選定は、見積もり金額や提案、サポート体制など総合的に検討する必要があります。しかし、依頼先の担当者とのコミュニケーションの取りやすさは、自社が理想とするWebサイトを作成するために必要不可欠です。
もし、自社が理想とするWebサイトの雰囲気などの質問で連絡する際、話が通じずに行き違いが起きると、依頼と異なるWebサイトに仕上がるケースがあります。
また、Web制作は数か月単位で取りかかることが多く、一緒に仕事を行う相手として不快に感じると、制作が滞る可能性さえあります。
そのため、Web制作の依頼先を選ぶ際は、担当者とのコミュニケーションがストレスなくとれる会社を選んでください。
Web制作の依頼先選定で見るべきポイント
Web制作の依頼先選定は、担当者とのコミュニケーションが円滑に取れるかが一番重要ですが、他にも検討ポイントがあります。
Web制作の依頼先選定は、以下の6つの検討ポイントをおさえて行うと良いでしょう。
- 担当者とのコミュニケーションに問題がないか
- 要望を掘り下げて提案をしてくれるか
- 納期・予算をしっかり守れそうか
- 運用や保守のフォローがあるか
- わかりやすく説明してくれるか
- 同業他社のWeb制作実績があるか
それぞれについて詳しく説明します。
担当者とのコミュニケーションに問題がないか
依頼先の担当者とのコミュニケーションが、問題なくスムーズにとれるかは一番重視してほしいポイントです。
特に以下にあげる担当者の対応は、検討事項のため観察しておくと良いです。
- 連絡をした際のレスポンスが速い
- 話をさえぎらずにしっかり聞いてくれる
Webサイトを制作する際は、各過程で確認が必要になる場面がよく発生します。その際に、うまく意思疎通が図れないと、理想とするWebサイトに仕上がらない可能性があり注意が必要です。
また、コミュニケーションのミスによって認識の齟齬が生じると、できあがったWebサイトに修正が必要になり、追加費用がかかるケースもあります。
そのため、担当者との円滑なコミュニケーションは、Webサイト制作では必要不可欠な要素です。
要望を掘り下げて提案をしてくれるか
依頼先を選定する際は、見積もり時に発注者だけでなく、制作会社からも提案をしてくれたかも見るべきポイントの1つです。
制作会社は、サイト戦略のノウハウを持っています。より良いWebサイトに仕上げるために、制作会社が持っているヒントや手段を用いることが、成功への近道です。
そのため、発注者の要望をしっかりと掘り下げて提案をする制作会社なら、安心感を持って依頼できます。
また、サイトの目的に合わない項目は削るようにアドバイスする制作会社なら、より信頼感が持てます。なぜなら、項目を削ることは受注額が減ることになり、制作会社にとって利益が少なくなるからです。
発注者の要望を掘り下げての提案や、不要な項目などの助言をしてくれる制作会社なら、一緒にサイトを作り上げる熱意を感じるためおすすめです。
納期・予算をしっかり守れそうか
Webサイト制作の依頼先を選定する際は、納期と予算をきっちり守れるかも確認ポイントです。
Webサイトの制作過程では、何度も確認したり、追加したい機能が出てきたりなど、想定外のことが発生し、当初の納期や予算とズレる可能性があります。
例えば、要望に合わせたサイトにするために、より良い追加提案をしてくれても、予算オーバーになってしまうなどです。他にも、確認が多く、なかなか制作が進まずに予定していた公開日に間に合わないケースも考えられます。
見積もり段階で金額や納期に関して、余裕を持って回答を行う会社を選ぶと良いです。
Webサイトの費用相場はこちらで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
運用や保守のフォローがあるか
Webサイトは制作だけでなく、公開後の運用や保守メンテナンスが大切なため、アフターフォローがあるかも確認しましょう。
制作会社によっては、サイト制作だけ請け負う場合があります。しかし、アフターフォローがある会社を選べば、何か困った際にすぐに相談できるため安心です。
特に以下の点を確認しておくと良いです。
- 実際のアフターフォローの内容
- 困ったときに気軽に相談できるか
- アフターフォロー時の料金体系
もし運用・保守を自社で行うなら、フォロー体制の確認だけですみます。
しかし、運用や保守メンテナンスも依頼する場合は、別途料金が発生するケースがほとんどです。運用や保守は継続的に行う必要があり、費用がかさむため注意が必要です。
自社で対応するサイト運営の範囲を決めておき、都度フォローしてもらえるかを確認しておきましょう。
Webサイト運営についてよくわからないという方は、以下の記事でWebサイト運営について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
Webサイト運用とは?Webサイト運用の仕事内容と費用を解説
わかりやすく説明してくれるか
Webサイト制作に関して、発注者からの質問にわかりやすく説明してくれるかも選定ポイントです。
特に以下の担当者の対応を意識して観察してみてください。
- 発注者に寄り添ってわかりやすく説明をしてくれる
- 質問に丁寧に答えてくれる
- 質問への回答内容がしっかりしている
- 発注者に合わせて専門用語を使い分けてくれる
発注者に寄り添ってわかりやすく説明してくれれば、お互いの認識の齟齬が生じにくく、理想のWebサイトを作り上げることにつながります。
また、Web制作では専門用語をよく使います。発注者側が想像しにくい作業などを丁寧に説明してくれる会社なら、信頼感が持て、安心して依頼できおすすめです。
Webサイト制作の見積もり項目は専門用語が多く、難解だと感じる場合があります。以下の記事は、見積もり項目についてわかりやすく解説しているため、参考にしてみてください。
同業他社のWeb制作実績があるか
業界によってWebサイトの特徴が異なるため、できれば同業他社のサイト制作実績がある会社を選ぶと良いです。
目的に合ったWebサイトにするには、業界特有の訴求方法がある場合があります。そのため、同業他社のWebサイトを制作した実績がある会社なら、ノウハウをすでに持っています。
例えば、ECサイトを制作する際は、以前に制作した実績があれば、買い物かごや送料規定の項目設置など、必要な機能を漏れなく組み込んでくれるなどです。
ECサイトに限らず、ブランディングや集客目的など、Webサイトの目的に合わせた戦略があるため、実績がある会社を選ぶことをおすすめします。
Web制作を依頼先を選定する際の注意点
Webサイト制作の社内コンペや相見積もりで依頼先を選定する際は、以下の注意点があります。
- 金額だけで判断しない
- 納品物の権利関係等を確認する
- 見積もり項目だけでなく料金体系についても確認する
- わからないことは質問しておく
依頼先を総合的に判断するためには、この注意点をおさえておきましょう。
金額だけで判断しない
Webサイト制作の依頼先を、相見積もりの中から「一番安いから」という理由だけで決めるのは大変危険です。
目的に合った成果を出すWebサイトにするためには、機能・デザイン・内容・依頼範囲など、制作会社の提案内容を含めて総合的な判断が必要なためです。
例えば、一番安い見積もり提案は、必要最低限な機能だけを実装。デザインはテンプレートで独自性が出ず、オリジナル要素の低いWebサイトになるなどが考えられます。
実際は予算によって、どのくらいまでオリジナリティが出せるかは異なります。しかし、納得できるWebサイトにするためには、ある程度金額がかかるものです。
予算と提案内容と料金を比較して総合的に判断することで、後悔のないWebサイト制作が可能になります。
そのため、「一番安いから」という理由だけで、依頼先は決めないでください。
納品物の権利関係等を確認する
Webサイト制作を依頼した場合、納品物の権利関係等の確認はしっかり行ってください。
納品物は公開後のWebサイトになりますが、所有権が自社にあるのか、制作会社にあるのかによって、その後の運用方法が変わるためです。
Webサイトだけでなく、サイトのデータを保存するサーバーやドメインの所有権が自社にない場合は注意が必要です。
Webサイトが好調で、サーバーの容量を大きくするためにサーバーを契約し直す際、自社に権利がないと行えない可能性があります。
また、自社でコンテンツなどの制作物の権利を持っていないと、コンテンツの使いまわしができず、利便性が欠けてしまいます。
契約時には権利関係をしっかり確認して、自社が所有権を持つのがポイントです。
見積もり項目だけでなく料金体系についても確認する
複数社で相見積もりをすると、会社ごとの特徴が出てくるため、料金体系も確認してください。
見積書と提案書を確認して、以下の点を比較してみましょう。
- 料金が高すぎないか・安すぎないか
- 運用費用はどのくらいか
- 追加費用はかかりそうか
- 支払い条件はどのようになっているか
会社ごとに、機能やコンテンツ設計で違いが出てくるケースがあります。また、作業範囲も会社ごとに変わるため、見積もり項目はしっかり確認してください。
また、前金が必要なのか、中間工程で半額を支払うかなど、支払い条件も会社ごとによってバラバラです。
料金体系について、自社の予算や支払いスケジュールなどもあるため、確認を漏れなく行ってください。
わからないことは質問しておく
見積もりをとった際に、わからないことは質問しておき、不明点を解消しておきましょう。
後日社内コンペや相見積もりの比較をする際に、不明点があると比較することができないためです。
不明点があると再度制作会社に連絡したり、再コンペを行ったりなど、時間のロスにつながります。
また、質問する際は、担当者の態度や熱意も観察しておくと、信頼できる担当者かも見極めことができ、まとめて判断材料になります。
時間のロスをなくすためにも、わからないことは質問して解消しておきましょう。
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